身体障がい者補助犬という言葉をご存知ですか?
盲導犬、介助犬、聴導犬の総称です。
盲導犬はよくご存じだと思いますが目の不自由な方の歩行誘導をします。
介助犬はマスコミなどで取り上げられるのでご存知の方も多いと思われますが肢体の不自由な方の補助をします。
聴導犬はあまり知られていませんが耳の不自由な方の補助をします。
身体障がい者補助犬法が平成14年5月22日に制定されたにもかかわらず
現在補助犬は全国に
補助犬の実働数(カッコ内は兵庫県)
盲導犬 984 (47)
介助犬 73 (4)
聴導犬 64 (4) 2016.05.01現在 (厚労省HP ほじょ犬情報より)
しか実働していません。
理由はいろいろありますが一番の理由は身体障がい者補助犬についての理解が不十分なためと考えられます。
兵庫県には兵庫盲導犬協会(神戸市西区)、兵庫介助犬協会(西宮市)で盲導犬、介助犬を育成していますが残念ながら聴導犬の育成団体はありません。
当院では日本小動物獣医師会を母体とする聴導犬普及協会、聴導犬育成の会に協力し、補助犬の普及・支援活動を行っています。
補助犬にかかる費用はすべて寄付、募金で賄っています。
日本小動物獣医師会では補助犬の健康維持管理のための募金を行っております。
当院でもその募金に協力すべく募金箱を設置していますので協力をよろしくお願いします。
補助犬についてお聞きになりたい方は遠慮なくお尋ねください。
補助犬が珍しいのではなくどこの街角でも出会えるということを願って。